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ブログ

2025.08.05

整備士あるある

 【整備士あるある】

整備士あるあるの中でも、

「ええー?そんなことある?」と笑ってしまうようなあるあるがあります

それは、

車の下で点検中に寝ちゃう

コレ、滅多にないことなのですが時々、本当に時々あるんです

以前、整備士が車の下に寝板に仰向けになってもぐり点検しているのを、何気に眺めていたんです 

しばらくして、車から出ている両足がピクリとも動かないことに違和感を覚え、しゃがんで覗いてみたんです

そしたら、寝てました(笑)

「ええええ?!寝てる!!!」と驚いたら(というか爆笑)、

「!・・起きてるっちゅーねん

とまさに覚ましたての目で反応してきました(寝起きの声であった)

おそらく、オイル漏れがないか、とか、音の確認、などしばらくそこにとどまり目や耳で確認するときなど、ジーっとしていることがあるので、そんな時だと思うんです

「待ち」の体勢、のようなときですね

体を酷使するお仕事ですから、そんなこともあるでしょう

作業にそこまで追われていない時や、精神的に追い詰められていない状況下で、かつ、心地よい温度だったり気持ちの良い風が入ってきたりと、寝っ転がっていたら瞼が自然に閉じてしまうような、そんな環境が整っちゃうとたまーにあるのかもしれません

毎日、作業に追われ、精神的にも追い詰められているので、ほぼほぼありませんが(笑)

しかし、筆者も少しわかるような気がします

筆者は整備士でも何でもありませんし、車のことも素人です

今よりももっとよくわかっていないころ、作業しているところにライトを当てたり、工具を渡したりなど手伝っているとき、

何をしているのか

どこをどうしようとしているのか

何がどうなればよいのか

など、全くわからないまま言われたことだけやっていたので、途中で非常に眠たくなるというアクシデントに見舞われたことがあります

整備士あるあるとは違いますが、あんな過酷な状況でも人って眠たくなるんだな、と思った瞬間でした(笑)

今思えば、「主体的に」考えたり行動していなかったからだろう、と思います

今でこそ、ライトをしっかり照らしたり、使っている工具と触っている場所や作業の流れをしっかり見て、ちゃんと整備士の手助けになるように動こう、と思って動いているので「寝そう」なんてことはありませんが、昔はそんなこともありました

そんな話をすると、整備士は、

「自分も昔、まだ若かりし頃、ベテランの整備士がいた時代、手伝いながら眠たくなることはあったな~」と言います

彼の話だと、自分がまだペーペーだった上、ベテラン整備士がどんどん進めてくれるからサポートしている側は安心して、疲れているのもあって、眠気に襲われる、という

ベテラン整備士もわかっているのか、

「おーい、自分寝んなや~(笑)」

と、声をかけて作業していたと言います(「ハッ!!」と起きる)

「主体的に」やっていなかった、というあらわれでしょう(笑)

最後はちょっと整備士あるあるから脱線してしまいましたが、ほぼないことだというのと、重要な局面でついウトウトなんてことはどの整備士も絶対有りませんので、そこだけは誤解なきようお願いします

今日はそんな整備士あるあるのお話でした

2025.08.04

車検証情報はとても大切

車検証の情報はとても大切です。特に初めてのお車はそのお車の情報がないと、部品の注文もできませんし、どんな特徴のある車輛かもわかりません。お車を預かる工場や店舗は、車名以外にも、最低でも車体番号、年式、型式指定番号、類別区分番号の4つを確認しなくてはいけません。

【車検証の情報】

みなさんは、お車の車検証の内容をじっくり見たことはありますか?

車検証はお車のグローブボックスなどにしまいっぱなしで、ほぼ見ることはないかと思います

車検や事故を起こした際には、必ず必要な大切な書類なのであまりいじって紛失するのも良くありませんが・・

上記以外にも、車検証が必要なときがあります

それは、部品の注文をする時です

たとえば、みなさんが新車や中古車に乗り換えたとき、いつも修理や車検を頼んでいる工場や店舗で購入すれば特に気にすることはありませんが(おそらくデータが登録されているはず)、購入した店舗や工場と違うところでお車の修理や鈑金を頼む際は、まず車検証の情報が一番に大切です

①車体番号

②年式(初年度)

③型式指定番号

④類別区分番号

上記4点さえわかれば、ある程度お車の情報がわかります  

車体番号とは、個別の車輛に1つずつ与えられる識別番号

年式(初年度)は、新車として初めて登録された年月

型式指定番号は、国が定めた保安基準に適合していることを国が認めた証となる番号

類別区分番号は、内装や外装の仕様や、装備の違いを細かく分類するためにつけられた番号

まとめると、その車輛のシリアルナンバーというかマイナンバーのようなものです

部品注文をする際も、その車輛についてなにかしら調べる際も、鈑金塗装や修理の見積を作成する際も、それらがないとなにもできません

ですから、みなさまももし、初めての店舗などに入庫する際には、まずその情報をお伝えするとスムーズです

※一番は直接お車に乗って行って車検証を見せることですが、お電話やメール、LINEなどでお伝えする場合など

あと、お車を乗り換えた場合、いつも入れる工場や店舗に、ご面倒かもしれませんがご一報いただけますと大変助かります

車検満了日が変わってきますし、先に情報をデータとして登録させていただいていたら、これまたなにかとスムーズになります

車検証は、普通車は令和5年度1月から、軽自動車は令和6年度1月から、紙から電子に変わりました

国土交通省が出している電子車検証アプリに登録すれば、スマホで車検証内容も見れますし、車検満了日前のお知らせもしてくれます(アプリ内での設定が必要です)

電子車検証アプリについては、また詳しくブログにしたいと思います

あまり手に取ってまじまじと見ることのない車検証ですが、とっても大切な情報が記載されているということが分かったと思います

今後の参考になれば幸いです

車検証みほん

現在このような電子車検証に切り替わっています

右側にはICタグが入っていて、そこをアプリに登録する際はスマホなどで読み取ります

薩摩自動車も手入力ではなくこの電子車検証の読み取りで登録しています

URL)www.denshishakensho-portal.mlit.go.jp/user/about/国土交通省電子車検証特設サイト

2025.08.02

スペアタイヤ

 みなさん、愛車にスペアタイヤは積んでありますか?

最近の新車には、昔は積んであったスペアタイヤが積んでありません

その代わり、「パンク修理剤キット」が積んであります

スペアタイヤは新車購入時にオプションで買う選択ができるそうです

「パンク修理剤キット」に対しての様々な意見はありますが、要は

スペアタイヤを積まないなら「パンク修理剤キット」で応急処置をして、タイヤ屋さんまで持っていく

「パンク修理剤キット」を使わないなら、ご自身で用意したスペアタイヤを使う

という2択になった、ということなのかな、と個人的にはそう解釈しています

以前は、スペアタイヤ搭載は義務だったそうですが、現在は廃止されています

廃止された理由としては、

①昔に比べて道路が舗装され、パンクする頻度が少なくなった

②JAFなどのロードサービスが充実しているから

という2点が大きく挙げられます

とは言え、お出かけ中のパンクは困りますよね

普段からメンテナンスしていても、運悪く釘などを踏んでしまったらどんな新しいタイヤでもパンクしてしまいます

「パンク修理剤キット」は、ジャッキもいらないし修理剤をタイヤの中に入れるだけですので、簡単かもしれませんが

正直筆者のようなド素人からすると、使う勇気もなければ使い方も多分よくわからないし、もっと言えばどこがパンクしているのかとかもわからないと思うんです

しかし、かと言ってスペアタイヤと交換できるのか、と言われればもっと無理で、結局は筆者のような人間はロードサービスなどを呼ぶことしかできません

薩摩自動車のお客様でも、以前新車購入された方でパンクしてしまい大変な目に遭った際、

「どんなタイプでもいいからこの車に合うホイール付きのタイヤ1本買うから頼んどいて 積んでおくわ」

という方が何人かいらっしゃいました

彼らはパンクした際、ご自身でタイヤ交換を行うそうです(スゴイ)

そういった方は、是非積んでおいた方がいいですよね

とりあえず安価なタイヤでもスペアタイヤとして持っておいて、いざというときに使用し、タイヤ屋さんなどにまで走ってパンク修理をしてまた付け替える

ご自身で出来たらこれが一番スムーズです

ご自身で出来なくても、ロードサービスを呼んだときその場でつけてもらえたらそのまま帰れますしね

どちらがいいかは、みなさん次第

軽自動車だとタイヤ一つ積んでおくのもスペースを取るから困るし、ものを置けなくなるというデメリットもありますから、

ご自身の状況に合わせて選ぶといいと思います

そういえばこれは余談ですが、何年も前、子供を連れてレンタカーでドライブ旅行に行った際、右のリヤタイヤがパンクするというトラブルに見舞われました

子供A「なんかこっちから変な音がせえへん?」

整備士「俺も思っててん」

子供B「(耳を澄ませ)・・・ホンマや、なんか音してる」

筆者「・・・(わからない)」

整備士「右の後ろ、なんか踏んだかもしれんな」

子供C「ずっと音してる」

筆者「・・・(わからん)」

そんなやり取りをしながら(筆者だけなんか気持ちが置いてけぼり)、目的地の駐車場に到着した時はタイミング悪く結構な雨

整備士がスペアタイヤが積んであることを確認し、その場で交換し始めました

筆者はずっと傘をさしてなるべく濡れないようにすることしかできません

雨の中、駐車場に到着してから15分ほど・・・

スペアタイヤに履き替え、無事に走行可能に

たまたま目的地がスーパー銭湯だったため、そのままサッパリとさせていただきました

子供ABC「すごいパパ!!!カッコいい!!!

と、当時整備士であるパパを見直していた子供たちですが、車や整備に興味を持つことは一切なく、現在は車と全く無縁な環境にいるのでした(笑)

昨日は、作業、車の移動、接客に忙殺されブログ投稿ができませんでした

改めて、8月スタートです♬

2025.07.31

整備士あるある

 整備士あるある

さて、本日は整備士あるあるシリーズ

自動車整備士さんて、日頃お客様のお車をたくさん見て、触って、修理して、洗車して・・・いるんですが、

そのせいなのか何なのか、わりと自分の車の洗車や掃除はしなくて汚くなりがち

なんですよね

お客様の洗車した後のタイヤワックスとか謎にこだわってたり、窓ふき一つにしても「嫁の掃除の行き届いてなさをチェックする姑か」というくらい入念だったりするんですけど、自身の車には無頓着、という整備士さんは少なくないと聞きます

お客様の車でパワー使い果たすんですかね

きっと疲れ切ってしまって、「自分のだし、まあいいかあ・・めんどくさいや」となってしまうのかも知れません

せっかくの休みの日まで、自分の車とか見たくない、と聞こえてきそうです・・・

2025.07.30

エアコン修理は単純ではない

 エアコン修理の沼

さて、今日も今日とてブログを綴ってゆく・・・

本日は少々専門的、とまではいきませんが車のエアコン故障と修理内容について、素人の筆者が整備士から聞き、一緒に間近で手伝いながらその一部始終を見てきた一人として、見解や解釈などを交えながら述べていきたいと思います

結論から申しますと、エアコン修理はどうしても高くなりがち、ということです

故障原因も本当に様々ですが、まずエアコンが効かない理由として挙げられる代表的ものは大きく分けて以下の8つ

①コンプレッサーの故障

②コンデンサーの詰まり

③電動ファンモーターの故障

④エアコンガスがどこかから漏れている、もしくは不足している

⑤エキパン(エキスパンションバルブ)の詰まり

⑥高圧パイプの詰まり

オーバーヒートによる冷却水(ラジエター)の不足

⑧その他(リレー、電気系統など)

ざっくりですが、よくある故障事例で大きく分けるとこれだけあります

まず、エアコンが効かない症状ですがポイントがあって、

・吹き出し口からの風量や風の温度が適正かどうか

・ガスの高圧と低圧は正常かどうか

この2つが初手でする判断材料です

ガスの高圧低圧は、マニホールドゲージというものを使って調べます

低圧2.0~3.0㎏/㎠、高圧1.2~1.5㎏/㎠前後ですから、そこから圧が低すぎるから〇〇、圧が高すぎるから〇〇、という具合に探っていきます

ざっくりいうと、こんな感じで可能性の高い箇所から直していくわけですが、大体故障箇所が特定できれば交換して直るわけです

ですが、故障個所を直してもエアコンが効かない時があります

そうすると、他にもおかしい箇所があるということですから、ずっとその部分を追っていかないといけないですよね

これが【エアコンの沼】です

今年もエアコン修理を数えきれないほど行いましたが(部品屋さんに「薩摩さん、これで何台目ですか?」と言われたほど・・)

まあなかなか一筋縄ではいかぬ猛者(車輛)ばかりで、大変でしたがとても勉強にもなりました

時間がかかって整備士も頭を抱えた車輛は、なんとヒーターとクーラーの風の切換え弁が正常に機能していない箇所があり、それが最後の原因だったことも

そこにたどり着くまでものすごくかかりました

気づいたのは、故障箇所を断定してしっかり交換して一連の作業をすべて行ったのに

「なんだかなあ、キンキンではないよなあ、つめたくないわけじゃないんだけど・・」

とずっと調べているうちに、だんだんと一か所だけ吹き出し口からの風が温かくなってきたことで発覚します

ハナからその症状があればもう少し早く気づけたかもしれないのに、だいぶ経ってから出たりします

沼っていくとはこのことです

こういったことが整備ではいくつもあります   機械ものはなんでもそうかもしれませんね

結局、最初の判断でお見積りした金額よりも追加、追加となっていくことがエアコン修理は多くて、最終的にはどうしてもお金がかかりがちなんです

それをまたお客様にお伝えするのもつらいものでもあります

我々もなるべく、できるだけ安く済ませてあげたい、と思っているけれど、こうやって何か所も故障していることもあって、しかもそれが最初からわからない時も多いので、悩ましいところです

お客様もこの暑い中こんなエアコンの効かない車でお仕事なんてできないでしょうから(命にかかわります)、どうにかして早く、しっかり直して、返してあげたい一心でやっております

しかし猛者(一筋縄ではいかない車輛)が多い・・・

お時間がかかったり、納車の後また症状が出たりして再度お預かりすることがあったり、とご迷惑をおかけしたお客様もいらっしゃいます

大変申し訳ないです

でも、「うわあ!!めっちゃ効いてる!!」と喜んでくださるお客様を見ると我々も心底安心いたします

「ありがとう!!!」と手を振って帰っていく車を見送るのも、整備士の醍醐味です

と、いうわけで今日はエアコン修理の沼というテーマで書きましたが、整備士も今年は特に勉強になった事例が多かった、と言っていました

思いっきり沼にハマっていく整備士の様子を間近で見ていたので、苦悩した分、彼の「知識」にもなったことは一つ大きな成果と言ってもいいかもしれません

何十年とたくさんの車を修理してきても、ずっと勉強なんだなあ、と整備の深さを思い知らされます

恐るべし、エアコン修理の沼

これは、「マニホールドゲージ」

これを使って、エアコンガスの高圧と低圧を調べます

エアコンガスです

ガス補充、エアコン修理で使います