2026.02.17
冬季オリンピックでアスリートの方々が頑張っていますね!メダルも素晴らしいけれど、怪我やスランプ、トラブルに遭いながらも最後までやり遂げるアスリートのみなさんの精神力や体力、芯の強さにはいつも感心するばかりです。そんな中、冬季オリンピックの競技のひとつ、クロスカントリースキーというスポーツについて、今日は触れてみたいと思います。
雪上のマラソン
過去ブログでも書いていますが、筆者は北陸地方に住んでいたことがあります
それまで雪なんてちょっと降るくらいの関東にいたため、北陸の本格的な雪国の暮らしには驚くことばかりで大変な思いもしました
小学校の体育の授業は、冬だとスキーの時間があったり、雪が降ったら1時間早く学校へ登校してみんなで雪かきする、とか慣れないことばかりで子供ながらにカルチャーショックを受けた記憶があります
今、冬季オリンピックでたくさんの競技が行われていますが、その中のある競技を見る度に辛かった記憶が筆者の中でふつふつとよみがえることがあります
それは、ノルディック複合の中のクロスカントリースキーです
2018年の平昌オリンピックで、ドイツの3選手が圧倒的な強さを見せ、その戦略や黒のスキースーツ姿からガンダムの黒い三連星(ドム)と喩えられていた競技、といえば記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか
実は筆者、北陸の富山にいたとき、中学校の冬の宿泊イベントでクロスカントリースキーをやったんです(もちろん全員)
クロスカントリースキーなんて知らないし聞いたこともない
その中学校の宿泊イベントも、言ってみれば夏の林間学校の冬バージョンみたいな感じで、その学年になれば毎年恒例で行われているものだったかと思います
しかし、筆者はスキー板もスキーウェアのなにもかも持っていません
周りのクラスメイトは全員持っています
記憶があいまいですが、おそらく借りたのではなかったか、と思います
結論から申しますと、クロスカントリースキーは地獄のようでした
クロスカントリースキーとは
雪で覆われた起伏のあるコースをですね、スキーで滑るわけではなく、かかとの固定されていないスキー靴とスキー板で、ストック2本を使ってゴールまで移動するのです
かかとが浮くんですよ
スキーだとしっかりスキー靴を固定しますでしょ?
それが、かかとは固定しないんです
だから歩ける
だがしかしこれがまたキツイ
歩けるといってもスキー板履いていますから、滑るように進まないといけないし、なにより上り坂もあるわけですよ
スキーで滑るときは特に両手に持つストックってそこまで使わないじゃないですか
しかし、クロスカントリースキーではこのストックがかなりありがたい存在
ストックで自分を引き上げながら進んだりしないととにかく足にくる競技なので、ストック大事(時々杖にもする)
生徒全員がグループごととはいえほぼ一緒にスタートして同じコースをいっているはずなのに、途中誰もいないんです
真っ白い雪道を「もうやめたい」「もうぬぎたい」「もう座りたい」「てゆうかなんで誰とも会わないの?もしかしてあたし1人だけ?」といった邪念や不安と戦いながら一人でとにかく進むしかないんです
誰か来た!と思っても、雪に慣れた子供たちばかりなのでどんどん先へ進んでゆく・・そしてまた一人・・
雪上のマラソンと言われているそうです
進めども進めども見えぬ終着点
誰もいない雪道
マラソンの方がマシ、と思ったくらい「辛い」にプラスアルファで「足の痛みによる疲労困憊」
足首が固定されていないが故に、スキー板が重くてしんどい
とにかく不自由なんですよ
不自由な中、雪道を登ったり移動しないといけなくて
「なんなんだ!これは!てゆうか一体なんのためにあるんだ!!

」
と、心底ムカムカした記憶しかありません(笑)
あの時ほど「滑りたい
」と思ったことはありません(滑ることがどれほど楽だったか、ということを実感した瞬間)
どうやってゴールしたのか、何番手くらいでゴールしたのかすら記憶に残ってなくて、
とにかくしんどかった、辛くて泣きたかった、孤独だった、足が痛かった、スキー板が重くて嫌だった
とか、そんな記憶しかないです(笑)
同い年の子たちが当たり前のようにやってのけていることが信じられなくて、クロスカントリースキーという競技そのものがとても嫌な記憶として残っています
だから、この競技をやっているアスリートの方々には尊敬の念しかありません
ドイツのドム3人も、今回最後の最後であの上り坂を走っていったその様をクレボ・ステップと名前までつけられたノルウェーのクレボ選手も、人間離れしている体力とスタミナと精神力を持っている、と言わざるを得ません
筆者は、二度とやりたくない、と思った競技です
今日はそんな苦~い思い出のあるクロスカントリースキーの思い出話でした