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2025.08.28

オルタネーター(ダイナモ)交換

 オルタネーター(ダイナモ)交換時に気をつけること

今日は、エンジンがかからなくなったお車のオルタネーター(ダイナモ)交換をしました

オルタネーター(ダイナモ)が発電しなくってしまったため、バッテリーに充電ができない状態ですが、なんとか持ってきました(近所だったのでよかったです)

今回のお車は、マークXジオ(DBA-ANA10)

筆者も整備士の指示のもと、お手伝いします

筆者は車に関してはド素人なので、こうやってお手伝いしていると、作業内容にふと疑問に思うことがあります

整備士が、ある配線をゴム手袋でぐるぐる巻きに覆って、それを「どこにも触れないように持っておけ」と指示しました

その通りにしますが、何故かを問うと

「そのプラス端子がマイナスの部分に触れると全てが台無しになるからや」と言われました

そうか、私が今持っているのは「プラス端子」 

でも、マイナスの部分て一体どこ?と疑問に思い聞くと、

「ここや。この部分がマイナスやから絶対に触れさせんといて」と、金属の部分を指さしました

そこは、配線でも何でもない部分

筆者は「ここがマイナスてどうゆうことやねん」とモヤモヤしますが、作業中は集中していますのであまりアレコレ話しかけるのもどうかと思い、いつも休憩中などに整備士にいろいろと聞いてみます

どうやら、こういうことらしいです

車のバッテリーには「プラス」「マイナス」の2本のケーブルがつながっていて(これは筆者もわかる)、

この「マイナス側」が車全体の金属部分(ボディやエンジン)に直接つながっているそうなのです

(ちなみにこれを「ボディアース」と呼ぶそうな)

つまり、車のボディやエンジンは「すでにマイナス」と同じ状態になっている、ということであり、そこに「プラス」触れてしまうと、そこからボディ(金属部分)を通して一気に ショートしてしまうのです

全くそんなことを1ミリも知らない筆者にとってそれは、「へえー!!そうやったんや!!」でした

ちょっと乱暴に言えば、車そのものが「マイナス」なんやな~、と

それだと納得がいきます

ちなみにショートすると、何が起こるか

・パチッ!と大きな火花が飛ぶ(すべてが終わる)

・ヒューズが切れる(すべてが終わる)

・配線が焼ける(すべてが終わる)

・最悪の場合、バッテリーや電子部品を壊す(この世の終わり)

これは怖いです  本当にすべてが台無しだ

なるほどな~、とは思いつつ、「ん?でも待てよ 最初にバッテリーのマイナスは外しているはず(これをせずに作業する整備士はいない)

ならば、車のボディやエンジンには何も流れていないのだから(ちなみにこれをアース解放というらしい)、プラス端子が触れたとしても別にいいのでは?」と再び疑問に思います

整備士は、「今回はバックアップ電源をとってたからな」と、またよくわからないことを言い出しました

さあ、「バックアップ電源」とはなんぞや

日頃よく作業中に整備士が言っているので、言葉だけは知っていますがなんなのかは全くわからない(無知でホントすいません)

整備士に改めてあれこれ聞いてみました

まず、車のバッテリーを外すと(マイナス端子を外した状態なども含む)、一時的に電気がゼロになります

そうすると、下記のようなことが起こります

①カーナビの設定やメモリーが消える(ヤダこわい)

②時計やラジオのプリセットがリセットされる(地味に再設定めんどくさい)

③パワーウインドウやアイドリングストップなどの学習データが初期化される(よくわかんないけど絶対よろしくなさそう) など・・

これらを防ぐために使うのが、バックアップ電源です

簡単に言えば「作業中だけ車の記憶を守るために補助で電気を流す道具」とでもいいましょうか

そう、だからバックアップ電源を繋げているということは、微量ながらも電気が流れているわけです

電気がゼロではないということですね

だから、今回はバッテリーのマイナス端子を外しているとはいえ、プラス端子をプランプランさせておくわけにはいかなかったわけだ

なるほど、合点がいきました

なんだか学校の理科の授業を思い出しますね~(当時から筆者はそのへん弱かったのであんまり覚えていませんが)

今の車は、なにかと電気系統で成り立っている部分が昔に比べて多いので、バックアップ電源などは必ず必要でしょう

だから電気を通さないゴム手袋でプラス端子を覆っていたのか、ということもついでにわかりました(エネルの天敵はルフィ)

ということで、今回はオルタネーター(ダイナモ)交換時に気を付けることをまとめてみました

素人目線すぎる内容ですが、改めて理屈を考えるとおもしろいですよね

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