2025.08.19
車の「触媒」ってご存じですか?
最近、「エンジンチェックランプが点いた」と、お客様からの相談が立て続けにありそれがすべて「触媒劣化」という結果だったんです
今日は「触媒」について触れてみたいと思います
車の触媒を、とてもわかりやすく言うと、
車の排気ガスをきれいにしてくれる浄化装置です
車のエンジンから出る排気ガスは、身体や環境によくない物質がたくさん含まれています
たとえば、
一酸化炭素(CO)
窒素酸化物(NOx)
未燃焼ガス(HC)
など、とても有害な物質です
これらをそのまま空気中に排出すると、大気汚染の原因になってしまいます
そこで、「触媒」が活躍するのです
「触媒」は、正式名称を「触媒コンバーター」と言いますが、車のマフラーの途中についています
触媒の中には蜂の巣状の部品(ハニカム構造)があるのですが、そこに白金・パラジウム・ロジウムといった貴金属がコーティングされています
これらが化学反応を起こし、排気ガスを 二酸化炭素や水、窒素といった無害なものに変えてくれるのです
触媒という言葉の意味が、
化学反応の際に、それ自身は変化せず、他の物質の反応速度に影響する働きをする物質
とありますが(URL:www.google.com/search)、まさにそれで、化学反応を起こして有害ガスを無害なものに変えるのです
そんな大役を果たしている「触媒」ですが、この「触媒」が劣化してくると、
詰まりを起こして排気が悪くなるんですね
そして、「エンジンチェックランプ」が点灯するんです(エンジン警告灯とも言います)
オレンジ色のランプです(下に画像を載せておきますね)
「触媒」は、とても大切な役割を果たしてくれています
※ちなみに「エンジンチェックランプ(エンジン警告灯)」が点灯する原因はほかにもあります
使われている貴金属も、セラミック、白金、パラジウム、ロジウムといった高価な貴金属がコーティングされています
そのため、「触媒」は結構お高いのです
(余談ですが、こういった高価な貴金属がコーティングされているため、盗難事件などもあります)
「触媒劣化」はお客様のお財布にとって、大変痛いものです
とは言え、「触媒劣化」を完全に防ぐ方法があるわけではありません
距離を走ればなんでも劣化しますし、古くなればなるほど悪くもなります
強いて言えば、「オイルメンテ」をまめにすることでしょうか
「オイル交換」ですね
なるべく「オイル交換」は、軽自動車なら3000キロ、普通車なら5000キロくらいで交換することをお勧めします
今日は車の「触媒」について書いてみました
みなさまの参考になれば幸いです
これが「エンジンチェックランプ(エンジン警告灯)」です
URL)jaf.or.jp/common/car-trouble-qa/warning-lamp/yellow/faq11(JAF公式ホームページより)