2025.08.30
突然ですが、人間って一日に何回くらい決断すると思います?
自分の一日を思い起こしても、「数回~数十回かな・・」くらいにしか思わないのですが、実はかなり決断しているらしいということがわかっています
心理学や行動科学の研究から驚くほど多い、と言われているそうです
小さな選択も含めると、約35000回ほどの決断をしているという説もあるほど
あくまで、研究データというものはなく推定値だそうですが、それだけ聞いてもビックリですよね
だから我々人間の脳は、毎日疲弊しています
「決断疲れ」なんて言われたりもしています
物事を決定するときって、確かに疲れます
その回数が増えれば増えるほど脳も心もなんだか疲れます
よく、朝や午前中のほうが脳が活発に動く、などと言われるのはまだ決断回数が少ないからなんですね
筆者は今日は朝から薩摩自動車の仕事とは関係ないものの、とても大切な所用があり、そこでたくさんの大きな決断を迫られました
自分でよく理解し、どうするべきかを考え、決断、行動する
これって、本当に疲れます
人生は決断の連続だ、と誰かが言っていましたが本当にそうだな、と思います
そのおかげで、今日は午後から薩摩自動車に来ましたが来た時にはなんだか疲れていました・・
決断疲れがあると、パフォーマンスが落ちてしまうので気を付けないといけませんね
明日一日しっかりと休んでまた9月から頑張ります
今日はちょっとしたつぶやきでした
2025.08.29
もう8月が終わろうとしています
だがしかしこの暑さは尋常ではありませんよね
9月がきてもまだまだ暑いのでしょう・・・
そう思うと憂鬱です
今年の薩摩自動車の夏は、いつも以上に「エアコン修理」に追われた夏でした
今年は暑くなるのが少し早かったですよね(確か6月の後半に入る頃には暑くなりだした)
だから、駆け込みで来られるお客様も本当に多かったです
みなさんの夏はどんな夏でしたか?
9月に入っても暑いままでしょうけれども、少しずつ日の入りが早くなってきているのも感じています
暑いけど、確実に季節は移り変わっているんですよね
そんなわけでこの8月も乗り切りました!
9月も張り切っていきましょう
ちなみに明日の30日土曜日は営業しております
2025.08.28
オルタネーター(ダイナモ)交換時に気をつけること
今日は、エンジンがかからなくなったお車のオルタネーター(ダイナモ)交換をしました
オルタネーター(ダイナモ)が発電しなくってしまったため、バッテリーに充電ができない状態ですが、なんとか持ってきました(近所だったのでよかったです)
今回のお車は、マークXジオ(DBA-ANA10)
筆者も整備士の指示のもと、お手伝いします
筆者は車に関してはド素人なので、こうやってお手伝いしていると、作業内容にふと疑問に思うことがあります
整備士が、ある配線をゴム手袋でぐるぐる巻きに覆って、それを「どこにも触れないように持っておけ」と指示しました
その通りにしますが、何故かを問うと
「そのプラス端子がマイナスの部分に触れると全てが台無しになるからや」と言われました
そうか、私が今持っているのは「プラス端子」
でも、マイナスの部分て一体どこ?と疑問に思い聞くと、
「ここや。この部分がマイナスやから絶対に触れさせんといて」と、金属の部分を指さしました
そこは、配線でも何でもない部分
筆者は「ここがマイナスてどうゆうことやねん」とモヤモヤしますが、作業中は集中していますのであまりアレコレ話しかけるのもどうかと思い、いつも休憩中などに整備士にいろいろと聞いてみます
どうやら、こういうことらしいです
車のバッテリーには「プラス」と「マイナス」の2本のケーブルがつながっていて(これは筆者もわかる)、
この「マイナス側」が車全体の金属部分(ボディやエンジン)に直接つながっているそうなのです
(ちなみにこれを「ボディアース」と呼ぶそうな)
つまり、車のボディやエンジンは「すでにマイナス」と同じ状態になっている、ということであり、そこに「プラス」が触れてしまうと、そこからボディ(金属部分)を通して一気に ショートしてしまうのです
全くそんなことを1ミリも知らない筆者にとってそれは、「へえー!!そうやったんや!!」でした
ちょっと乱暴に言えば、車そのものが「マイナス」なんやな~、と
それだと納得がいきます
ちなみにショートすると、何が起こるか
・パチッ!と大きな火花が飛ぶ(すべてが終わる)
・ヒューズが切れる(すべてが終わる)
・配線が焼ける(すべてが終わる)
・最悪の場合、バッテリーや電子部品を壊す(この世の終わり)
これは怖いです 本当にすべてが台無しだ
なるほどな~、とは思いつつ、「ん?でも待てよ 最初にバッテリーのマイナスは外しているはず(これをせずに作業する整備士はいない)
ならば、車のボディやエンジンには何も流れていないのだから(ちなみにこれをアース解放というらしい)、プラス端子が触れたとしても別にいいのでは?」と再び疑問に思います
整備士は、「今回はバックアップ電源をとってたからな」と、またよくわからないことを言い出しました
さあ、「バックアップ電源」とはなんぞや
日頃よく作業中に整備士が言っているので、言葉だけは知っていますがなんなのかは全くわからない(無知でホントすいません)
整備士に改めてあれこれ聞いてみました
まず、車のバッテリーを外すと(マイナス端子を外した状態なども含む)、一時的に電気がゼロになります
そうすると、下記のようなことが起こります
①カーナビの設定やメモリーが消える(ヤダこわい)
②時計やラジオのプリセットがリセットされる(地味に再設定めんどくさい)
③パワーウインドウやアイドリングストップなどの学習データが初期化される(よくわかんないけど絶対よろしくなさそう) など・・
これらを防ぐために使うのが、バックアップ電源です
簡単に言えば「作業中だけ車の記憶を守るために補助で電気を流す道具」とでもいいましょうか
そう、だからバックアップ電源を繋げているということは、微量ながらも電気が流れているわけです
電気がゼロではないということですね
だから、今回はバッテリーのマイナス端子を外しているとはいえ、プラス端子をプランプランさせておくわけにはいかなかったわけだ
なるほど、合点がいきました
なんだか学校の理科の授業を思い出しますね~(当時から筆者はそのへん弱かったのであんまり覚えていませんが)
今の車は、なにかと電気系統で成り立っている部分が昔に比べて多いので、バックアップ電源などは必ず必要でしょう
だから電気を通さないゴム手袋でプラス端子を覆っていたのか、ということもついでにわかりました(エネルの天敵はルフィ)
ということで、今回はオルタネーター(ダイナモ)交換時に気を付けることをまとめてみました
素人目線すぎる内容ですが、改めて理屈を考えるとおもしろいですよね
2025.08.26
災難日
そんな日ありませんか?
災難というほどでもありませんが、なんかいろんなことが起こる日が
本日の筆者の一番の災難は、ズボンが事務所で破けたことです(しかもお尻の部分)
狭い事務所では、いろんなものが置いてありますが気を付けていたのに思い切り引っ掛けてしまいました
破けた部分が部分だけに、近所のお店まで走り同じものを購入
「まあ、3~4年着倒したからいいか」
そのあと、洗車をしている時に直射日光を浴びながらやっていたせいか、頭痛炸裂
休憩して下廻りのスチーム洗浄しているときに、思いっきり泥を顔にひっかぶり
タイヤのホイールを洗っていたら、水道ホースが手元からひっくり返り靴がびちゃびちゃに
地味~に、なんだか連続でいろいろ起こり、暑い中での作業も手伝ってひときわ疲労を感じました
でもですね、そんな中いいこともあるものです
お客様がわざわざ冷えたスイカを持ってきてくださったんです
しかも、カットして!(コレめっちゃありがたい!)
お塩まで添えて、そのままかぶりつけるように
とっても甘くて、すっごく冷えていて、本当においしかったです!(あまりに疲れていたのと、スイカがおいしそうで写真撮りそびれました)
災難とまではいきませんが、なにかと身の回りにおきるうっとおしいこと
でも、その中にはとてもうれしいことも起こります
今日も暑かったけれど、スイカと、そのお客様のお心遣いで疲れも吹っ飛びました!
2025.08.25
タペットカバーパッキンって一体なんだ?
あまり聞きなれない言葉だとは思いますが、とても大切な役割をしてくれています
タペットカバーパッキンとは、
エンジンの上にあるタペットカバーとエンジン本体の隙間にあり、
エンジンオイルが漏れないようにする働きをしてくれているゴムパッキンで、
外からのホコリやゴミの侵入を防ぐ働きもしています
そのゴムが劣化してくると、硬くなりエンジンオイルが滲んで漏れ出てきてしまいます
それを放置していると、
①オイル漏れが酷くなる
②エンジンルームが焦げ臭くなる(オイルが熱い部分に垂れるため)
③オイル消費が激しくなり、最悪、エンジン本体がイカれることも
つまり、このタペットカバーパッキンは
エンジンオイルを漏らさない番人なのであります
ここで、「整備士あるある」も加えてみると
・エンジンルームを開けた瞬間、オイルが滲んでベットベト・・・「あ、パッキンやな・・」
・車検や点検の時、タペットカバー周辺が黒くテカっていたらほぼほぼコレ
・オイルがマフラーに垂れてお客様が「なんか焦げ臭いねん!」と駆け込んでくる
タペットカバーパッキンは、エンジンをオイル漏れから守る縁の下の力持ちとでも言いましょうか
こういった最初は地味な症状のものを放置しておくと、修理代も高くなります
地味だけど、コイツがいないと大惨事!なのです
ちなみに今回タペットカバーパッキン交換作業のお車はターボ車だったので、かなり大変でした
ターボ車はいろいろついているので、とにかく作業が大変・・
オイル漏れは、基本、上から順に確認していきます
上は、タペットカバーパッキン、その次はカムシール、といった具合に(まだまだたっくさんある)見ていくので、まずエンジンルームがオイルまみれだった場合、タペットカバーパッキンを交換してみて様子を見ます
いかがでしょうか?
聞きなれないタペットカバーパッキンの働き、とっても大事ですよね
「なんだこの部品?」というような部品でも、何一つ無駄な部品などなく、それぞれが重要な役割を持っています
今回は、オイル漏れの番人、タペットカバーパッキンのお話でした